「用語集とスタイルガイドの重要性」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作
前回、用語集とスタイルガイドについて書きました。
なぜ書いたのか。
それは、重要だからです。
なぜ重要なのか。
答えは簡単です。
「お客様の手間」が減るからです。
それだけです。
ちょっといいすぎですかね。
業界用語や専門用語、貴社独自の社内用語や略称などをまとめた「用語集」や、表記方法や表現ルールについて定めた「スタイルガイド」は表記のゆらぎを無くすとができ、納期や品質が向上します。
産業、技術翻訳にとって、「用語集とスタイルガイド」は品質管理のための免許証のようなものといっても過言ではないでしょう。
なぜ重要かを掘り下げてみましょう。
それは、技術文書が再利用されるからです。
再利用ということは言葉を部品として将来ほかの文書にも使われる可能性があります。
また同様に、これまで作ってきたものとの整合性を保つ必要もあります。
よって、制作上のルールとして、用語集とスタイルガイドなどを使って統一をはかっているわけです。
最近は、CMS(コンテンツマネジメントシステム)などで文書制作がシステム化され標準化されています。
用語集とスタイルガイドに代表されるルール順守は、翻訳上においてもより重要となってきています。
ただ、これほどまでに必要とし、重要としている用語集とスタイルガイドですが、なぜか完全無視し、準拠いただけない翻訳会社や翻訳者も一部ですがいらっしゃるようです。
ちなみに、弊社では、用語集とスタイルガイドを準拠いただけないパートナー(翻訳者)は、ほとんどの場合、お仕事をお願いしておりません。
読解力、表現力、技術知識など他の能力がいくら高くても、お仕事はお願いしていないのが現状です。
勝手な判断、分かったつもりで進めず、ルールを作り、守りましょう。
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