翻訳となる対象分野が精密機器、自動車、重機、建設機械、科学機器、計測機器、工作機械、
CAD、CAE、プラント設備、農業用機器、NCマシン、ロボット、分析・理化学機器などです。
代表的な文書には、取扱説明書、操作ガイドといったマニュアルをはじめ、
技術仕様書、設計書、技術論文、データシート、修理マニュアル、
国際規格などがあります。
理系の専門知識も必要です。
英語から日本語への翻訳では、
日本語を正確に理解し表現できる「テクニカル・ライティング」スキルが求められます。
このような技術関連文書を翻訳する行為が技術翻訳と言われます。
輸出産業では、日英翻訳の需要も高い分野です。
もちろん、欧州言語、東南アジア諸国の言語も対象です。
【技術翻訳と翻訳の違いは?】
技術翻訳は、
専門用語、業界特有の表現が含まれた技術関連文章を他の国の言語へ変換(翻訳)する
行為です。
翻訳は、日本語を他の国の言語へ変換したり、
他の国の言語を日本語へへ変換する行為です。
言語に変換するという意味では、
どちらも違いはございません。
しかしながら「技術」と付くぐらいですから、
上記業界の専門用語を正確に翻訳することが求められます。
高い正確性が問われます。
なぜなら、専門用語を間違えることで文章の意味が変わり、
操作ミスにつながる可能性があるためです。
この専門用語を理解するために製品を理解し、文章を徹底的に読み込み、
不明な技術知識は、インターネット、お客様のWEBサイトを閲覧したり、
国会図書館へ行き調べたり、あらゆる調査を行います。
上記の違いにより、あえて「技術翻訳」という表現が存在します。
インターネットを利用した翻訳サービスでも翻訳する文章によって料金の差がありますね。
専門性の深さが違うためです。
技術翻訳以外に出版翻訳、映像翻訳という分野もあります。