「マニュアルコンテスト」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作
今日は、少し角度を変えたお話を。
わたしたちが提供している技術翻訳サービスの他に、テクニカルライティングサービスなるものがあります。
外部設計書、内部設計書や仕様書、図面、画面遷移図などを読み込み、実機操作しながら目次構成や注意書き、本文、索引などを制作するサービスです。
対象となるものは取扱説明書、設置ガイド、管理者ガイドなど。いわゆるマニュアルです。
家電製品や機械、コンピューター製品などを購入すると添付されている説明書ですね。ほとんどの人は読まないでしょうが・・・。
このマニュアルの日本一を決める大会が毎年開催されています。
その名も「日本マニュアルコンテスト」
超マニアック。
誰が知っているのやら。
2000年から開催されています。
応募総数は、毎年違いますが70~100製品ほどですかね。
2017年のマニュアル オブ ザ イヤーは、今年の10月上旬に決定し発表されます。
今日8月1日は、最終審査が終わり、応募した企業への結果通知を開始しているころだと思われます。
全部で7部門の優秀賞、優良賞、特別賞などがあります。
評価ポイントは簡単に言うと見やすさ、読みやすさ、理解しやすさですね。
「各操作の説明が見開きで完結しているので、迷うことがない。操作情報とそれ以外の情報をデザインでしっかり区分けしてあり、適度な余白も心地良い」
「日本語・英語・中国語の3言語並記であるにもかかわらず、イラストと必要最少限の文字がバランス良くレイアウトされている。イラストだけで済ます、というこだわりを捨て、イラストと文章の特性を最大限利用している」
このような内容で評価されていきます。
技術翻訳とは関係無いと感じますが、
実は、
日本語のマニュアルは原文になるため、関係あるんですよね。
日本語の文章には、曖昧な表現があります。
英語の文章では、 「 的確さ 」、「 具体性 」、「 イエスかノーか 」、「 白か黒か 」、「 論理性 」が表現されます。
翻訳された経験がある方なら、あるある話です。
翻訳し易い、日本語の書き方を広めたいですね。
その中に、テクニカルライティングという技術があります。
日本語を一から書き起こす作業ですね。
これについては、また別の機会に。
さあ、2017年は、どのマニュアルがマニュアル オブ ザ イヤーになるのか!?
今日は、午後から中央区内で打ち合わせです。雨が降らないことを祈りつつ。。