「翻訳作業の打ち合わせで聞かれること」欧州/アジア言語 技術文書翻訳サービス会社のコラム
2026年5月19日(火)8:30
今回は、お客様との打ち合わせの際によく聞かれる質問と、それに対する当社の考え方をまとめてみます。
翻訳は、単に文書を訳すだけではなく、品質、納期、予算、作業体制など、さまざまな要素を整理しながら進める仕事です。
そのため、事前の打ち合わせでは、実際の翻訳作業そのものだけでなく、どのような考え方で案件を進めるのかについてご質問をいただくことがよくあります。
(1)翻訳作業で最も重要視していることは何ですか
回答:
当社では、まず品質を最も重要な要素として考えています。
ここでいう品質とは、専門用語を正確に訳すことだけではありません。
表現がわかりやすいこと、文書全体で用語や言い回しが統一されていること、そして実際にその製品やサービスを使う方にとって理解しやすいことも含まれます。
翻訳は、原文を置き換えるだけの作業ではなく、読み手に正しく伝えるための作業です。
そのため、対象となる製品やサービスの利用者をできるだけ具体的に想定しながら訳文を整えることを大切にしています。
同時に、品質だけを一方的に追求するのではなく、お客様が求める品質水準、ご予算、ご希望納期を踏まえたうえで、最適な作業工程を組み立てることも重視しています。
(2)数百ページから数千ページ規模のマニュアルを複数名で翻訳する場合、翻訳者ごとのばらつきをどのように抑えますか
回答:
大規模な翻訳案件では、複数の翻訳者で分担することがあります。
その場合に最も重要なのは、翻訳者ごとの癖や表現の違いを、できるだけ早い段階で抑えることです。
当社では、まず対象文書に関する情報や参考資料をできるだけ収集します。
製品の内容、文書の用途、対象読者、過去の翻訳実績、お客様の表現の好みや傾向などを把握し、その理解を翻訳者にも共有します。
そのうえで、収集した情報をもとに、スタイルガイドや用語リスト、必要に応じてUI表記ルールなどを整備します。
これにより、用語、定型表現、訳し方の基準を事前にそろえやすくなります。
旧版や類似製品のマニュアルがある場合は、それらも重要な参考資料になります。
また、翻訳支援ツールを活用し、翻訳メモリを整備したうえで、まず1名の翻訳者に先行して一部を訳してもらい、その内容を基準として他の翻訳者に展開する方法も有効です。
さらに、作業の初期段階で成果物を提出してもらい、訳し方のばらつきや方向性のずれを早めに確認します。
早期にフィードバックを行い、必要に応じて軌道修正することで、後工程での大きな手戻りを防ぎやすくなります。
(3)案件に合う翻訳者は、どのように選定していますか
回答:
翻訳者の選定では、単に語学力だけを見るわけではありません。
当社では、案件ごとに求められる要素を整理し、それに合った翻訳者を選定するようにしています。
主な判断材料としては、翻訳対象分野の経験、背景知識、原文の読解力、日本語表現力、対応スピード、単価、データ処理への対応力、コメントや指示への理解力などがあります。
これらを総合的に見ながら、その案件に最も適した翻訳者を選びます。
複数名で対応する場合には、個々の力量だけでなく、翻訳者同士の相性やバランスも考慮します。
たとえば、訳し方の癖が強く異なりすぎると、統一作業に大きな負荷がかかるため、表現傾向や作業スタイルの相性も見ながら組み合わせを考えます。
参考 当社で翻訳者登録を行う際の選定基準
当社で翻訳者登録を行う際には、翻訳トライアルを実施し、翻訳スキルとビジネススキルの両面から総合的に判断しています。
その後、やり取りの正確さや対応面も含めて確認し、外部スタッフとして継続的にお願いできるかどうかを見たうえで登録を行います。
トライアルでは、たとえば次のような点を確認します。
1段階目
データへの入力方法、抜けや誤脱字の有無、指示書との整合性、用語集との整合性
2段階目
トライアル内で求められている評価ポイントに対して、どのような訳し方をしているか
いずれも採点方式で確認し、一定の基準を満たさない場合は、その段階で不合格としています。
まとめ
翻訳作業の打ち合わせでは、品質に対する考え方、複数名対応時の統一方法、翻訳者の選定基準などについてご質問をいただくことがよくあります。
これらはすべて、最終的な成果物の品質を左右する大切な要素です。
翻訳は、単に言葉を置き換えるだけではなく、適切な人を選び、必要な情報を整理し、作業全体を管理して進めることで、はじめて安定した品質につながります。
当社でも、案件ごとに最適な体制を考えながら、できる限りわかりやすく、実務で使いやすい翻訳をご提供できるよう心がけています。
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【英語で一言】
「~こと・・・ ~として知られている」 a.k.a.= Also Known As
「前に」B4=Before
ネイティブが使う省略語です。SNSでよく使われる文字です。
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当社は、設立から10期目を迎えております。
本社登記は千代田区、実務は千葉県流山市にて独立し運営しております。
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■ご提供可能なサービス 当社ができること
マニュアルや取扱説明書、製品カタログ、販促資料、販促用動画の翻訳
AI翻訳の正誤チェック ポストエディット
ネイティブスピーカーによる文法チェック
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