「機械翻訳と共に進む道」欧州/アジア言語 技術文書翻訳サービス会社のコラム
2026年5月5日(火)8:30
私が翻訳業界に入った20年ほど前から、何度も言われてきたことがあります。
それは、将来なくなる職業のひとつとして、翻訳が挙げられるという話です。
そして今、機械翻訳やAIの進化によって、その予想が現実味を帯びてきたように見える場面も増えてきました。
外国語を学ばなくてもよい時代が来るのではないか、と感じる人もいるかもしれません。
しかし一方で、日本の英語教育はむしろ変化を続けています。
文部科学省の学習指導要領では、小学校3、4年生で外国語活動、5、6年生で外国語が行われる流れが示されており、聞く、話すに加えて、読み書きへ進む学びも重視されています。
なぜでしょうか。
それは、言葉のやり取りの主体が、今も人だからです。
翻訳や通訳の技術が進化しても、交渉、説明、説得、信頼関係の構築といった場面では、相手の背景や感情、場の空気まで含めた理解が求められます。
言葉は単なる置き換えではなく、コミュニケーションそのものだからです。
もちろん、技術文書の世界では、機械翻訳はすでに非常に便利な道具になっています。
用途によっては、すでに実務上十分と感じられる場面もあるでしょう。
実際、現在のAIモデルや翻訳エンジンは、多言語対応や文脈を踏まえた処理能力を大きく高めています。OpenAIも、最新モデルが多言語に対応していると案内しています。
だからこそ、これからの翻訳会社や翻訳者に求められるのは、機械翻訳に対抗することではなく、機械翻訳を前提にしながら、その先の価値を出すことだと考えます。
たとえば、
機械翻訳よりも読みやすい文章に整えること
機械翻訳では伝わりにくいニュアンスを補うこと
専門分野の背景を理解したうえで誤解のない表現に仕上げること
読み手に合わせて、わかりやすさや使いやすさまで設計すること
こうした部分は、今後も人の役割として重要であり続けるはずです。
技術文書であれば、単に原文を訳すだけでなく、英語のテクニカルライティングの考え方を取り入れて、構成そのものを見直すこともできます。
図や画面遷移の見せ方を工夫し、理解しやすいマニュアルに再設計することもできます。
動画マニュアルや動画による製品紹介も、今後さらに改善の余地がある分野でしょう。
そもそも、ユーザーが説明書を最後まで読まないのは、翻訳だけの問題ではなく、原文の設計や情報の見せ方そのものに課題がある場合もあります。
取扱説明書やユーザーガイドは、翻訳品質だけでなく、構成、表現、視認性、導線まで含めて考える必要があります。
この意味で、機械翻訳は、翻訳者の仕事を奪うだけの存在ではありません。
むしろ、作業効率を高める便利な道具として活用すべきものです。
上手に使えば、対応できる分量は増え、納期短縮にもつながります。
翻訳サービスそのものの可能性を広げ、市場全体を拡大する力にもなり得ます。
ただし、機械翻訳にすべてを任せればよい、という話ではありません。
求められる品質、対象読者、専門性、文書の役割によっては、人の判断と仕上げが不可欠です。
機械翻訳が進化するなら、翻訳サービスも進化すべきです。
翻訳するだけではなく、編集する。
整える。
伝わる形に再構成する。
そうした役割が、これからますます重要になると感じます。
翻訳者には、きれいな日本語や英語を書く力があります。
専門分野を調べ、理解し、読み手に合わせて表現を選ぶ力があります。
その力は、機械翻訳の時代になっても簡単には置き換えられません。
当社としても、機械翻訳を否定するのではなく、活用しながら、より読みやすく、わかりやすく、実務に役立つ翻訳を追求していきたいと考えています。
機械翻訳と共に進みながら、人にしか出せない価値を磨いていく。
それが、これからの翻訳サービスの進む道ではないでしょうか。
■機械翻訳の考え方について
参考までに、機械翻訳の仕組みを大まかに整理すると、過去には統計的機械翻訳が広く使われ、その後、ニューラル機械翻訳が主流になってきました。Google 翻訳でも、過去に統計的手法からニューラル機械翻訳への移行が進んだことが案内されています。
統計的機械翻訳は、大量の対訳データから、よく使われる対応関係を見つけて訳文を作る考え方です。
一方、ニューラル機械翻訳は、深層学習を使って文全体のつながりを踏まえながら、より自然な訳文を生成する考え方です。
さらに現在の大規模言語モデルは、翻訳専用エンジンとは少し異なる立ち位置にありつつも、多言語理解と生成に強みを持っています。
OpenAIの公式案内でも、複数言語のテキストを扱えることが示されています。
つまり、これから重要なのは、機械翻訳か人間翻訳かを単純に二者択一で考えることではなく、それぞれの強みをどう組み合わせるかです。
技術の進歩を受け入れながら、翻訳品質と読みやすさをどう高めるか。そこに、今後の翻訳会社の価値があると考えています。
==================↓翻訳力を上げるために↓================
【英語で一言】
「遅れてごめん」 Sorry for being late.
being lateを入れ替えて↓
嘘ついて lying
黙っていて ignoring you
隠していて concealing it
ズルして being sneaky
返事しなくて not replying
約束を破って breaking my promise
電話にでられなくて not answering the phone
行けなくて being unable to go
sorry for…はfor以下のことをお詫びする表現です。
for以下には名詞あるいは動名詞…ingがきます。
色々な…ingを当てはめてお詫びの例を覚えられます。
【語彙を増やして翻訳力を高めたい】
既得権 きとくけん vested rights(ヴェスティッド ライツ)
すでに獲得している権利
石にかじりついても既得権を守る
==================↓当社のご案内↓===============
当社は、設立から9期目を迎えております。
本社登記は千代田区、実務は千葉県流山市にて独立し運営しております。
技術翻訳サービス会社です。
■ご提供可能なサービス 当社ができること
マニュアルや取扱説明書、製品カタログ、販促資料、販促用動画の翻訳
AI翻訳の正誤チェック ポストエディット
ネイティブスピーカーによる文法チェック
■当社が役に立っているお客様からのご要望
数行から対応してほしい。
欧州地域言語、東西アジア地域言語に対応してほしい。
コンピュータ、電気電子、機械、基礎科学、プラント、化学、金属、医学など専門知識のある翻訳者を登用してほしい。
原文の誤記、文法の誤りを指摘してほしい。
既存の外注先である翻訳会社の担当者に不満があるため円滑なやりとりを希望したい。
私の個人経営会社(一人法人)となります。
私が即断即決できる為、契約から納品後まで柔軟かつ融通の利いた対応を重視される企業や担当者の方々とは、
長いお付き合いをさせていただいております。
気楽に依頼していただけるように心がけております。
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