「中国語翻訳」 IT 工業 産業 技術翻訳/取扱説明書制作
さて、本格的な2018年のスタートですね。
以前より、中国語翻訳が増えました。
以前、中国人で翻訳学校や通訳業を
運営している方に話を聞く機会がありましたので、
中国語の翻訳事情について、書いてみます。
【中国語通訳・翻訳業界の現状】
日本と違って、中国では翻訳は学問として認められておらず、
翻訳や通訳の重要性が認識されておらず、
単語を置き換えるだけで辞書があれば誰でもできるという考え方が
そのため品質は良くない。
極端な話、
また、中国では翻訳だけ行っている人は少ない。
というのも、中国語では翻訳も通訳も「翻译」ファン イーといい、
同じ単語で特に区別されない。
通訳が 7 割、翻訳が3割位で、どちらかというと通訳が多い。
通訳者に翻訳業務をも行ってもらう場合も多い。
中国の通訳・翻訳会社は10名前後の小規模な会社が多い。
大型案件の場合、
というのも、
特に品質問題が発生しやすいとのことです。
【中国人通訳者・翻訳者の特徴】
中国では日中通訳・翻訳だけでは食べていけないため、
昼は別の仕事をして夜に翻訳するという方が多い。
また、フリーランスの翻訳者も少ない。
中国では大学を卒業するまでに英語を16年学ぶが、
日本語は大学に入ってから学ぶため3年半位しか学べない。
20 代では経験が浅く翻訳を依頼するのは少し難しいと考えた方がよい
中国には通訳・翻訳の国家試験があるので、
判断材料にするものよのでは。
語学力と専門知識の両方を持った人材はごく稀なため、
人材の問題から翻訳品質が保証できず、どうしても不安定になる。
【品質管理の難しさ】
中国語はとにかく言葉の変化が速い。
訳語が決定した頃にはその訳語が変化していることも多いが、
反対にその速さについて行き過ぎてもいけない。
単語同様、イントネーションも変化する。
また、台湾と大陸の中国語はほとんど同じと思われているが、
特にIT用語は、香港、大陸、台湾で全く異なるので注意が必要。
では、文化・
というのも、
読者がそれを理解できなければ良い翻訳ではないからだ。
したがって、読者層にあわせて翻訳者を選ぶ必要がある。
【品質を上げるためには】
中日翻訳を行う人は多いが、日中翻訳を行う人は少ない。
特に中国語ネイティブの翻訳者は少ない。
そのため、
例えば、用語集などの翻訳は調べ物が多いので、
中国人よりも調査力が高い日本人が訳した方が品質の良い翻訳にな
また、翻訳者の地位の向上が必要で、
翻訳会社を選ぶ側も、経験年数だけで選ばないほうが良い。
経験年数だけでは、
中国語が古く時流に合わないこともあるとのこと。
中国と日本の関係は、どうなるのでしょうか・・・。
以上、近況報告メールに書いた内容でした。
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