「英語の翻訳を依頼するときに気にしてほしいこと①」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作
日本語から英語の翻訳を依頼する際、気を付けてほしいことがあります。
それは、どの国、地域で利用するかです。
そこで、英語の種類を書いてみます。
世界で最も話されている言語は英語です。
第一言語(約4億人)、第二言語(約13億人)を合わせると、17億人が英語を話していると言われています。
世界の総人口が約70億人ですから、多いですね。
ちなみに、世界で一番使われている第一言語、
つまり母国語は中国語で約9億人です。
人口が多いですからね・・。
2位が上記に書いた英語です。
それぞれ、様々ななまりや特徴がありますが、大きく分けると
イギリス英語とアメリカ英語の2種類に分けることができます。
日本の学校で教えているのはアメリカ英語です。
もともとは、英語の発祥に近いのがイギリス英語なのですが、現代では世界の中でのアメリカの影響力が強く、ハリウッド映画、音楽などの影響もありアメリカ英語が主流になっています。
最近はイギリス英語もアメリカ英語の影響を受けていて、アメリカ英語でもイギリスで通じるということがあります。
それでも、まだイギリス英語とアメリカ英語の違いは多くあります。文法、発音、単語の違いなど様々です。
世界ではたくさんの国や地域で英語が話されていて、
厳密に言うとカナダ英語、オーストラリア英語などもありますが、
それらも大きく分けてイギリス英語とアメリカ英語に分けることができます。
◆国別比較 英語を使う国
話されている国や地域の数でみると、アメリカ英語よりイギリス英語の方が多いようです。
イギリス英語を話す国が多い理由は、イギリスの植民地時代の名残りと言われています。
◇イギリス英語を話す国
- イギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
- アイルランド
- オーストラリア
- ニュージーランド
- インド
- シンガポール
- マレーシア
- 香港
- 南アフリカ
- 西アフリカ
- その他アフリカ諸国
◇アメリカ英語を話す国
- アメリカ
- メキシコ
- カナダ
- プエルトリコ
- リベリア
- フィリピン
このように、国の数でみるとイギリス英語のほうが全世界で話されていますが、英語人口でみるとアメリカ英語は圧倒的です。
英語をネイティブとする人約4億人のうち、アメリカの人口は3億人で70%以上を占めています。この他にカナダや他の国もありますし、また第二言語としても、日本、中国、韓国など多くの国でアメリカ英語を教えていてアメリカ英語が主流になっています。
◆イギリス英語とアメリカ英語 どちらを選ぶ?
現在、圧倒的に主流なのがアメリカ英語です。
政治や経済だけでなく、文化面でもアメリカの世界への影響力はとても大きいですし、特に日本はアメリカとのつながりが強く、学ぶならアメリカ英語でしょう。
ただ、英語をよく使うようになるとイギリス英語を母国語とする人とも話す機会が少なからずでてくるでしょう。ですから、ある程度の英語の基礎がある人は、イギリス英語とアメリカ英語の違いを知っておくとよいです。
同じ単語でもアメリカとイギリスでは全く違う意味の場合があります。
例えば”Pants“(ズボン)
今では日本でもズボンのことをパンツと呼びますよね。
イギリスでは、ズボンのことを”Trousers“という呼び方をします。
“Pants”というと下着を指します。
“Pantsを見せて!”とイギリスで言われたら、
それは”下着を見せて!”ということです。
気をつけましょう!
(アメリカでも”Trousers”で通じますが、主に年配者が使用する単語です。アメリカでは”Pants”を使用することをお勧めします。)
基本的にはアメリカ英語を学び、イギリス英語とアメリカ英語の違う部分を知っておくことが良いと思います。
ちなみに、カナダは少し特殊で、発音がアメリカ寄り、スペルがイギリス寄りです。
基本的に、両国ともビジネス英語、日常会話で使う英語には大きな差はありません。
しかし、イギリス英語とアメリカ英語ではスペルに大きな違いがありますし、単語やイントネーション、アクセントについても違いがあります。
一般的には、
仕事の取引先がヨーロッパ系やアフリカ系であればイギリス英語、
アメリカ系や中南米であればアメリカ英語を選ぶのが無難でしょう。
いかがでしょうか。
まだまだ、このテーマで書けそうです。
難しいというか、やっかいというか・・。
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