「映像翻訳①」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作
最近は、海外映画やドラマを見るのに動画配信サービスが増えていますね。
NETFLIX/HULU/amazonなどなど。
そこで、翻訳と言われて、すぐに思いつく映像翻訳について書いてみます。
映像には吹き替えと字幕があります。
【基本ルール】
■吹き替え
・口に合せた長さ
・画面に出ている音声はすべて拾う(テレビ、ため息、鼻歌など)
・収録し易さを考えて台本を作る(時系列ではなくシーンでまとめる)
■字幕
・1秒4文字でおさめる
・1行12~14文字、または16文字、2行までにおさめる
・2人以上で話をしていても一度に出すのは話者1人文のみ
・電話、無線などはイタリック
・第2の外国語は<>
・句点の代わりに全角スペース、読点や続くと読みづらい箇所は半角スペース
【表現の違い】
■吹き替え
耳から入る話し言葉のためニュアンスに依存し易い。
同音異義語は耳で聞いて想像しやすいか。
■字幕
目で読む文字のため文章として成り立つことが大切。
誤解なく作る。
くだけすぎた表現は逆にイメージしにくくなる。
例)
字幕 「何だって」
吹き替え 「はい?」「はあ?」「え?」
字幕 「そうよ」「そうなのね」
吹き替え 「そうだよ」「そうなんだ」
字幕 「大きなお世話」
吹き替え 「優しいのねカンゲキ」
産業翻訳、技術翻訳とは別世界ですね。
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