「翻訳を考える」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作
翻訳サービスを生業としていると、いろいろと当たり前の考えになります。
たまには翻訳を考えてみようかなと思いつきました。
文章は、書き手が、読み手を想像して書きます。
文章には書く現場と読む現場があります。
訳文も同じ。
読みたい、読んでほしい人がいるからこと、翻訳という仕事が発生しているということでしょう。
書く現場と読む現場の間にいるのが翻訳です。
翻訳において重要なのは、原文の想定読者が原文を読んだ時に思い浮かべる絵と訳文を読む想定読者が読んだ時に思い浮かべる絵が一致することでしょう。
「原文が書かれる現場」
「原文から訳文へと訳される現場」
「訳文が読まれる現場」
この3つの現場は、すべて異なりますね。
当たり前ですが・・・。
これが翻訳では難しい。
文章は、書き手がさまざまなことを思い浮かべながら書いたものを、読み手が直接読むのに対し、翻訳の場合には、翻訳者が原文を訳文に訳す(語順、文法構造も語彙体系もまるで異なる言語に)。
この当たり前が難しい。
「納得する訳文」とは、
書き手の頭の中が見える訳文、
書き手の頭の中の流れを終える訳文、
行間が理解でき伝わる訳文でしょう。
これからも翻訳を考え、よりよいサービスを目指します。
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