説明書の多言語翻訳|テクニカルライティング

技術翻訳 エクセレット株式会社

「技術翻訳者になるには?」欧州/アジア言語 技術文書翻訳サービス会社のコラム

2025年10月29日(水)8:30

さて、英語や多言語を勉強することが好きな方であれば、翻訳者として生計を立てることを
考えたことがあると思います。

今は、コロナ禍により案件が減少していますが、
専門性の高い翻訳需要は安定してあります。

■どのように勉強すれば翻訳者になれるのでしょうか。

まずは、産業翻訳者になるには資格は必要なのでしょうか。

結論、資格は必要ありません。

では、どうやったら翻訳の仕事がもらえるかといいますと、
翻訳会社が設定している「翻訳トライアル」に合格することです。

トライアルとは、翻訳のお仕事を発注する翻訳会社から業務委託契約を結ぶために、
翻訳会社が設定しているテストのことです。
トライアル合格後に、翻訳会社と契約をしてお仕事を頂きます。

トライアルにすぐ合格してすぐ仕事がもらえることもあれば、
半年、1年たって、ようやく数ページの翻訳作業を頂ける場合もあります。
翻訳会社にも事情がありますので。

「トライアルに合格するまで勉強して様々な翻訳会社に対してチャレンジする」という姿勢が大事です。

ちなみに、資格は必要ありませんが、資格の勉強をすることで、スキルアップに繋がるので
検定を2つご紹介したいと思います。

〇「翻訳実務検定(TQE)」
実務レベルの翻訳力があることの証明になる資格試験に「翻訳実務検定(TQE)」があります。

1971年から続く実績ある翻訳者養成スクール「サン・フレア アカデミー」が主催する資格試験になります。
70点以上のスコア取得者は「翻訳実務士」に認定され、成績優秀者は、
サン・フレア所属の翻訳者として登録することができます。

インターネット受験が可能となっており、
同時に「独語 」「仏語」「露語」「西語 」「中国語」「韓国語 」も受験することができます。

〇「JTFほんやく検定」
「JTFほんやく検定」の2級以上を持っていれば仕事を出す、という翻訳会社さんもあります。

翻訳レベルが証明するために「JTFほんやく検定」を受けても良いかもしれません。

ほんやく検定は、1981年4月に発足した産業翻訳の業界団体「一般社団法人 JTF」が
認定するネームバリューの高い翻訳スキルを証明できる検定試験です。

インターネットによる在宅受験が可能になっており、
初級者向けの「基礎レベル:5級・4級」、
実務経験者向けの「実用レベル:英日翻訳・日英翻訳」があるので、
レベルに合わせてステップアップ受験ができるようになっています。

まずは基礎語学能力および「翻訳のセンス」の有無を判定する
「基礎レベル:5級・4級」からチャレンジしてみましょう。

ほんやく検定2級以上に合格すると、
JTF公式Webサイトにある「検定合格者リスト」(JTF会員専用)と
JTF機関誌「日本翻訳ジャーナル」に自己プロフィールを掲載することができます。

プロフィールを閲覧した約200社あるJTF加盟の翻訳会社から仕事を依頼されるチャンスが広がります。

■翻訳スクール
残念ながら翻訳スクールに行ってもプロになれる人はほとんどいません。

なぜなら、翻訳スクールのカリキュラムでは
「翻訳の答えを導くプロセスを教えてくれないから」です。

翻訳スクールでは、「課題を提出し、添削する」というスタイルなので、
プロがどうやってその訳文を作ったかのプロセスが全くわかりません。

プロの翻訳者が翻訳しているプロセスを見て真似るのが、プロの翻訳者になるための最短ルートです。

産業翻訳(説明書、技術資料やWEBサイトの翻訳のこと)であれば
TOEIC500〜600点以上もしくは英検2級より上~英検準1級の英語力で大丈夫です。

もちろん、英語力が高いに越したことはありませんが
英語力高いからと言って、翻訳者になりやすいとは限りません。

翻訳者として”稼ぎたい”のであれば
【エレクトロニクス(家電)の簡単なもの】→【工業、IT】へシフトしていく方法もあります。

なぜなら、工業、ITは仕事が豊富にあるため稼ぎやすいです。

また、英語力が高いから翻訳者になれるとは限らない理由ですが、
英語力以上に、【経営力】を身につける必要があるからです。

私が考える経営力とは主に「営業力」「PC技術」「知的探求心」の3つのことです。
フリーランスである自分自身を営む力が必要だと考えます。
※経営力は、私的考え方であり、一般的な解釈と違うことはご容赦ください。

①営業力
積極的に営業活動できる心構え、行動力。
日本語や英語でのビジネスメールの書き方、
自分の実績のアピールの仕方などです。

営業力を身につけていくことで、他の翻訳者と大きな差をつけれます。

一番は翻訳トライアルに合格して安定的に仕事を獲得することですが、
まだそこまで到達していない人は、翻訳イベントを活用して営業しましょう。

営業活動をしたことが無い人は、片っ端から翻訳会社にメールを送り、
アピールしましょう。
まずは、行動から。

②PC技術
基本的なパソコンの使い方はもちろん、
翻訳支援ツールの使い方、Microsoft、Mac製品の文書作成ソフトウェアなどが使える
パソコン技術力が必要となります。

③知的探求心
翻訳者になるために、最も重要なことです。

単語やそのフレーズの訳し方、
その分野で自然に使われている言葉や表現なのか等、
日本語の言い回しとして、自然かどうかを確認する為に裏取りをする必要があります。

その裏取りは、色々な検索の方法があるので
訳語を確定するためにインターネットを駆使して、
さまざまな情報を取得するために高度な「知的探求心」が必要となります。

ちなみに、
年齢が高くても、若くても、
少しでも出来る人の力を借りたいというぐらい
翻訳者(専門性かつ精度の高い)が全然足りていない状態なんです。

年齢関係なく、努力次第で目指せる職業です。

独学で勉強しても翻訳者になれますが、5〜10年かかる覚悟で勉強してください。

まずはプロの翻訳者が使ってる翻訳支援ツール、辞書、備品などを揃えましょう。

翻訳業界では
辞書はお金で買える実力とも言われているほど、重要です。

翻訳トライアルを受ける前に、最低でも4〜5個は揃えておきましょう。

辞書を揃えていくことで、
勉強も加速し使いこなしていくことでプロになれる可能性も高くなります。

身近にプロの翻訳者がいれば、
プロの方が実際にどのように翻訳しているかプロセスを見て真似すると翻訳技術が向上します。

プロになるためにはたくさん量をこなすことがとても重要です。

企業の英語版WEBサイトと、日本語版WEBサイトの英語と日本語の対応をつけた
ペアなどを自分で探してきて、英語を日本語にする、というやり方がおすすめです。

英語のWEBサイトから英文を取ってきて、
自分で日本語にしてみてから、答えの日本語のWEBサイトで答え合わせしてみてください。

日本語の表現力を鍛えるためには、
単純に翻訳の練習量をこなしているかどうかです。

どんどん英語と日本語のペアを探してきて訳文をつくり、
答え合わせするという勉強を繰り返して適切な日本語や、
どう表現したら良いかの感覚を掴んでいきましょう。

その他、専門分野の本を読むなどして
知識を入れていくことで翻訳技術向上につながるため、
練習にしましょう。

行動あるのみ。
です。

地味な行動、活動の繰り返しが、最短距離です。

==================↓翻訳力を上げるために↓================
【英語で一言】
「とても悲しい」 That’s so sad.

【語彙を増やして翻訳力を上げたい】
泰然自若 たいぜんじじゃく imperturbable(インパーターバブル)
物事に動じない。
泰然自若として騒がず。

==================↓当社のご案内↓===============
当社は、設立から9期目を迎えております。
本社登記は千代田区、実務は千葉県流山市にて独立し運営しております。
技術翻訳サービス会社です。

■ご提供可能なサービス 当社ができること
マニュアルや取扱説明書、製品カタログ、販促資料、販促用動画の翻訳
AI翻訳の正誤チェック ポストエディット
ネイティブスピーカーによる文法チェック

■当社が役に立っているお客様からのご要望
数行から対応してほしい。
欧州地域言語、東西アジア地域言語に対応してほしい。
コンピュータ、電気電子、機械、基礎科学、プラント、化学、金属、医学など専門知識のある翻訳者を登用してほしい。
原文の誤記、文法の誤りを指摘してほしい。
既存の外注先である翻訳会社の担当者に不満があるため円滑なやりとりを希望したい。

私の個人経営会社(一人法人)となります。
私が即断即決できる為、契約から納品後まで柔軟かつ融通の利いた対応を重視される企業や担当者の方々とは、
長いお付き合いをさせていただいております。
気楽に依頼していただけるように心がけております。

メールでのご連絡はこちらをクリックしてください
担当者名:川崎 LinkedInプロフィール

当社WEBサイトの問い合わせフォームは、ここをクリックしてください
または、お気軽に電話してください
03-6869-1917 
※「費用感を教えて!?」「納期どれくらい!?」
「翻訳じゃないけど編集や操作マニュアルやパーツリスト作れる?」など、
ブログ内容に関する質問、疑問、リサーチ段階での質問、相談もOKです。
お気軽にご連絡ください

担当者 川崎の自己紹介

対応言語:英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(南米/欧州)、
オランダ語、ポルトガル語(南米/欧州)、ポーランド語、ヒンディー語、アラビア語、アムハラ語
中国語(簡体字/繁体字)、ベトナム語、タイ語、タガログ語など

対応ファイル形式:Text、HTML、XML、RST、XLIFF
Adobe社 Illustrator、Photoshop、InDesign、FrameMaker
Microsoft社 Word、Excel、PowerPoint

ページトップ