業界ニュース×翻訳視点254 欧州/アジア言語サービス会社
2025年11月17日(月) 10:00 流山市
本稿は一般ニュースや翻訳、通訳業界、個人的に気になる記事を共有します。
なぜ英語は日本語に訳しにくいのか?【学びのきほん 英語と日本語、どうちがう?】
”異なる言語、異なる文化圏をつなぐ橋。それが翻訳である。たしかにその側面はあります。ただ、実際に翻訳の現場に身を投じてみると、架け橋という言葉から連想される和やかなものだけではないことがわかります。”
引用文、出展元 source:NHK Publishing, Inc.
翻訳視点:
英日翻訳が難しいのは、「単語の置き換え」ではなく「情報の並べ替え」が必要だからです。
英語は主語・時制でカチッと組み立て、日本語は「何について話すか(主題)」から始めます。
この差を無視して直訳すると、読みにくい日本語や誤解を生む文章になります。
翻訳で意識したいポイントは3つだけ。
1.主語をそのまま持ち込まない
We recommend… は「〜を推奨します」、You must… は「〜してください」で十分。
2.語順を日本語用に組み替える
一文に情報を詰め込まず、「結論 → 理由」「概要 → 箇条書き」に整理する。
3.冠詞や単数・複数の意味を補う
the sensor は「このセンサー」、sensors は「各センサー」など、必要に応じて補足する。
つまりプロの仕事は、「原文の意図を保ったまま、日本語として自然で誤解のない文に組み替えること」。
ここにAI直訳との差がはっきり出ます。
インフルエンザの流行を早めたのは猛暑と秋の寒暖差 医師が説く「香港A型」の危険性
“ワクチンが効きにくいという困った特徴がある。ならば打たなくていいのか。しかし感染して重症化したら命にかかわる。また感染しても発症せず、健康保菌者としてウイルスをまき散らすのも迷惑な話だ。”
引用文、出展元 source:Forbes Japan
翻訳視点:
今年のインフル流行を伝えるときは、『香港A型=A(H3N2)系統』という正式名称を押さえつつ、
ワクチンが効かないと誤解されない表現に言い換えることが大切です。
数字の条件(調査対象や流行の基準時期)もセットで示すことで、不安ではなく行動につながる翻訳になります。
==================↓翻訳力を上げるために↓================
【英語で一言】
「いつまで待たせるつもり?」 I’ve had three birthdays since I got in line.
「並んでからもう三回も誕生日が来たよ」は、時間の長さにうんざりする表現です。
【語彙を増やそう】
ひとくさり passage(パセッジ)
ある話題について一通り話すこと。
文句をひとくさり述べる。
==================↓当社のご案内↓================
当社(一人法人)は、設立から9期目を迎えております。
本社登記は千代田区、実務は千葉県流山市にて独立し運営しております。
技術翻訳サービス会社です。
■ご提供可能なサービス 当社ができること
マニュアルや取扱説明書、製品カタログ、販促資料、販促用動画の翻訳
AI翻訳の正誤チェック ポストエディット
ネイティブスピーカーによる文法チェック
■当社が役に立っているお客様からのご要望
数行から対応してほしい。
欧州地域言語、東西アジア地域言語に対応してほしい。
コンピュータ、電気電子、機械、基礎科学、プラント、化学、金属、医学など専門知識のある翻訳者を登用してほしい。
原文の誤記、文法の誤りを指摘してほしい。
既存の外注先である翻訳会社の担当者に不満があるため円滑なやりとりを希望したい。
対応言語:英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(南米/欧州)、オランダ語、ポルトガル語(南米/欧州)、ポーランド語、ヒンディー語、アラビア語、アムハラ語、中国語(簡体字/繁体字)、ベトナム語、タイ語、タガログ語など
対応ファイル形式:Text、HTML、XML、RST、XLIFF
Adobe社 Illustrator、Photoshop、InDesign、FrameMaker
Microsoft社 Word、Excel、PowerPoint



