「テクニカルライティング 理解しやすい文章を目指して」欧州/アジア言語 技術文書翻訳サービス会社のコラム
2023年7月11日(火)10:00 流山市 晴れ 31℃ 南東の風12km/h 湿度67% 最大紫外線指数5 中程度
新たなウェーブプール誕生か。千葉県流山市で大規模土地開発が進行中
”千葉県流山市、常磐自動車道の流山IC近くで大規模な土地開発計画が進行中。この開発計画内に、ウェーブプールの建設計画が含まれていることが分かった。”
出典元:THE SURF NEWS「サーフニュース」
忖度(そんたく)。
以前に流行語になってからよく聞くようになりました。
翻訳。
関係ないと思いましたが、ありそうです。
それは、機械翻訳にできない翻訳をすることです。
文章の上面をなぞる翻訳が自動翻訳です。
文章の行間、背景、事情、裏側にあることを加味し翻訳することができるのは人間です。
これは、翻訳における忖度かと。
人工知能の発展が目覚ましい現在、伝わる文章にこだわります。
ちなみに、英語を母国語とする人が毎日3、4時間日本語を勉強し、
習得する時間は約88週(約2,200時間)かかるそうです。
欧州の主要言語は23~24週だそうです。
さて、余談は終わりまして、
当社ではマニュアルを目次作成から作成するサービスを提供しております。
「テクニカルライティング」サービスと呼んでいます。
テクニカルライティングとは、
一般的に研究者、開発者など専門職の方々に向けて分かりやすく、
正確に事実をとらえた読みやすい文書を書くことを指します。
対象文書は、技術文書のため取扱説明書、機能説明書、設置ガイドなどのマニュアル類です。
今回は、日本語を書くときに守るべきライティングルールの一部をご紹介します。
■文章の長さ
○1文は45文字以内とする。超える場合は、複数の文に分ける。
○長すぎる修飾節は別の文に書き分ける。
○箇条書きを活用する。
○文の途中で例文を挟んだりして文を中断しない。
■文章のあいまいさ
○格助詞の「の」を多用して名詞をつなげない。
○格助詞の「で」を多用せず、目的により書き換える。
○指示代名詞を単独で使わない。
○動詞+「ように」を使わない。
○格助詞の「は」は1文に1回だけ使用する。
○「~のように」「~でない」を使用しない。
■文章のわかりにくさ
○1文1義(操作方法)を心がける。
○主語成分と述部の関係を明快にする。
○長すぎる主語は書き換えて簡潔に表現する。
○自動詞の主語は省略しない。
○名詞中心の表現(名詞+行う)は、サ変動詞を使って言い換える。
○冗長な表現(形式名詞、過剰な接続し、繰り返し)を取り除く。
○「なる」表現は「する」表現や受身形に言い換える。
■修飾関係
○主語と動詞の間に長い修飾語を挟まない。
○修飾句は被修飾語の直前に記述する。
■用語
○抽象的な品詞よりも具体的な品詞を使う。
○難解な専門用語/省略形は、意味を明示できる表現に置き換える。
○勝手に複合語を作らない。
○一貫した用語を使う。
○一般化していないカタカナ用語は避ける。
○和製英語は使わない。
○常に日本語の概念と英語の概念の相違を意識する。必要に応じて英語訳を添える。
○複合動詞を言い換える。
■その他
○論理的、事実どおり正確に書く。
○文法に従って表現する。
○できる限り肯定文を使う。
○常用漢字を使う。
○必要のない記号は使わない。
○本文中の引用文はカギかっこでくくる。
○句点を使う。
○並列のものは表現、表記を統一する。
○全角英数を使わない。
以上のようなルールを決めて日本語を書き、マニュアルを制作します。
テクニカルライティングについては、より具体的な話を別の機会に書きます。
英語の翻訳において品質を左右することは英語力です。
しかし、それ以前に重要なことは、
原文である日本語が英語に翻訳しやすい文章になっているかです。
英語から日本語にする際も同じです。
第二言語を英語とする国の人が作った英語は、分かりづらいことがあります。
外資系企業あるあるですね。
英訳をする際、日本語があいまいな結果、翻訳会社に委託したら文意が
変わってしまったということはよくある話です。
日本語は難解な言語です。
しかし、礼節を伝えたり、感情を伝える時に表す言葉は素敵だと思います。
食感は特に難しいですよね。
ふわとろ、ふわしゅわ、濃いとこってりの違いは? どうやって訳すのでしょうか。
このような擬音に対して適切な英語の表現はありません。
近しい英語をあてるしかないのです。
【英語で一言】
「最近はどんな仕事しているの?」 What are you working on now?
work onで「取り掛かる」という意味ですので、「どんなことに取り組んでいるのですか?」と、フリーランスの人に聞く時の言い方です。
【語彙を増やそう】
過当競争 かとうきょうそう overheated competition(オーヴァーヒーティッド カンペティション)
行き過ぎた競争状態
業界内の過当競争が激化する。
==================↓当社のご案内↓===============
当社は、取扱説明書、仕様書、WEBサイト、契約書、カタログ、Youtube字幕など、
高度な専門知識や専門用語の理解が求められるる資料を対象に技術翻訳サービスを提供しています。
エクセレット株式会社の標語:「翻訳することでお客様の未来を良くする」
WEBサイトやマニュアル類を英語や他国の言語に翻訳したからといって、
すぐに売り上げは上がりません。
しかし、未来の売り上げを向上させるために、当社は存在しております。
独立系の企業形態となります。
契約から納品後まで柔軟かつ融通の利いた対応を重視される企業や担当者の方々とは、
長いお付き合いをさせていただいております。
気楽に依頼していただけるように心がけております。
行動指針:日本から世界へ、世界から日本へ商品・サービスを提供する方々を応援します
■当社が役に立っている業界や分野■
精密機器、自動車、重機、建設機械、科学機器、計測機器、工作機械、
CAD、CAE、プラント設備、農業用機器、NCマシン、ロボット、分析・理化学機器など。
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