説明書の多言語翻訳|テクニカルライティング

技術翻訳 エクセレット株式会社

「翻訳会社をうまく利用しよう①」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作

翻訳業界はあまり知られていません。

どのような情報を提供し、伝えたらよいのでしょう。

翻訳会社とうまく付き合う方法を書いてみます。

今回は、

テーマ:【情報を提供しよう】

です。

翻訳会社のスタッフ(プロジェクトマネージャー、翻訳コーディネーター、営業)が翻訳をすることはありません。

そこで、翻訳の品質を決める重大要素の一つは、そのプロジェクトに合った翻訳者を利用することです。

プロジェクトマネージャーや翻訳コーディネーターは、多くの翻訳者の得意分野や特性をよく知っています。よって、まずはプロジェクトマネージャーが翻訳者の選定において、適切な判断を下せるよう十分な情報を伝えることが大切です。

私たち翻訳会社が欲しい情報は、主に以下の 4 つです。

 1.翻訳対象物の内容

 2.対象読者

 3.利用目的

 4.仕上がりレベル

1.翻訳対象物の内容

例えばCADソフトの翻訳を依頼されれば経験のある人材を探します。

CADといっても使用用途により、種類があります。

製造機械、機械設計、電気設備設計、建築設計、土木設計、設備系、金型設計、2次元建築・商業施設、道路系の土木設計などです。

一歩ふみこんだ情報を与えると翻訳会社も翻訳者の選定をし易いです。

説明出来ない場合、伝えられる範囲で翻訳対象製品の競合他社を教えても良いかもしれません。経験のある翻訳者が見つけ易くなります。

あくまで概要でいいでしょう。

2.対象読者

初心者なのか研究者、開発者、一般消費者かにより用語や表現が変わってきます。翻訳者も平易な表現が得意な人、専門家向けの表現が得意な人がいます。

3.利用目的

簡単な例ですと、社外向けなのか社内向けなのかだけでも知りたい情報です。マニュアルかWEBか販促資料かでも違います。表現が変わりますので知りたい情報です。

予算の都合で費用を抑えたい場合にも必要な情報になります。

4.仕上がりレベル

用語の使い方、表記、表現のことです。類似製品の原文、訳文が対になった販促資料やマニュアルなどを提供しましょう。無い場合、競合他社のWEBを教えてもよいでしょうか。

これは一番重要かもしれません。納品後に思ってた訳と違ったとなってしまうと大問題になってしまいますので。

私たちは翻訳のプロですが、お客様が取り扱う製品のプロではないことをご理解いただきたいと思います。

利用している翻訳会社には積極的に情報をだしましょう。

品質向上につながり、最終的には自分の手間(翻訳時間)が削減されることになります。

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