「翻訳作業では何をする?」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作
前回、翻訳前工程が重要であることを書きました。
次は、翻訳作業開始です。
翻訳者は、翻訳作業を行うにあたり何をするのでしょうか?
今日は、品質を上げるべく何をしているかを書いてみましょう。
翻訳は、原文の理解が重要です。必要な能力は、理解力です。
Step1:製品知識の収集
お客様から支給された参考資料、用語リストのみならずホームページを見たり、専門書を読んだりして必要な知識を収集します。
Step2:作業環境を整える
トラドスを利用するのであれば、データ変換作業や多くのアプリケーションを利用します。
トラドス用に1台利用、原文データのレイアウト確認、参考資料閲覧、辞書データ確認、WEB閲覧用にもう1台用意しています。
Step3:調査と翻訳
翻訳作業を始めます。文章の段落や節単位で読みながら説明文の概念を把握し日本語の記述をします。
文法の疑問や原文が理解できない場合は、辞書を引きます。専門的な内容であれば関連するWEBを調べます。解決できない場合は、お客様に質問します。
要約すると、
1.徹底的に調査し、理解してから翻訳する
2.正確に理解し、解釈し、翻訳する。確信がもてないのであれば辞書やWEBを活用。
3.どうしても解決できない場合はお客様に聞く、申し送りをする。
ここで疑問に思わず勝手な訳をすると、理解不能な日本語になります。
翻訳という行為は、英語、日本語の語学力のみならずパソコン技術、翻訳する専門分野の知識、無い場合の情報収集力も必要です。
時代も変われば、表現も変わります、常に謙虚な態度で学ぶ姿勢をもって翻訳をしています。
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