説明書の多言語翻訳|テクニカルライティング

技術翻訳 エクセレット株式会社

「翻訳会社をうまく利用しよう④」IT 工業 産業翻訳/取扱説明書制作

これまで、3回にわたり翻訳の品質を上げることに着目し書いてきました。

さて、納品物全体をみた場合どうでしょう。

お客様の納得するもの、それ以上のものを提供したいと考えるならば、その他の要素を考える必要があるかもしれません。

今回は、

テーマ:「翻訳以外の品質向上とは」

です。

 1.DTP

 2.エンジニアリング

 3.コミュニケーション

1.DTP

いわゆる見た目ですね。

原文と同じレイアウトになっているか。フォント揃い、行間調整、画像の位置が適切か、背景画像を邪魔せず訳文が載っているか、テキストボックス内に綺麗に文字が収まっているかなどですね。

パンフレット、カタログなどの販促物なら重要なのは当たり前です。

しかし、マニュアルでも重要です。

翻訳すると文章の長さが変わり、原文で1ページに収まっていた内容が2ページ目にかかってしまうことがあります。その時は操作内容の説明を邪魔しないようなページ区切りを考えます。

目次作成や索引作成、相互参照作成、翻訳対象個所、非対象個所への色づけ処理もDTP作業に含まれます。

2.エンジニアリング

オンラインヘルプ、GUI(ソフトウェアのアイコン名)の翻訳をする際に必要な力ですね。

構造化されている文書もあるためHTML/XMLの知識も必要です。

オンラインヘルプを翻訳する際は、コンパイルする際のソフトウェアの操作技術も必要です。

取扱うファイル数も数万単位になることが多いです。

3.コミュニケーション

これは、翻訳作業中の不明点、疑問点をどのように伝えているかですね。

申し送りです。

原文の誤記、文法の誤り、他の候補訳を伝える。

判断に迷った訳は、なぜその訳にしたかの根拠などをお客様に伝えることをです。

こういった内容が伝えられるかどうかで、翻訳時間の手間も減りますので提出するよう翻訳会社に希望をだしましょう。

わたしたちは、納品前(翻訳、DTP処理済みデータ初回提出時)にExcelデータにまとめてお客様へ提出しています。

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