説明書の多言語翻訳|テクニカルライティング

エクセレット株式会社

英文ライティング

2020年2月25日(火)

翻訳を行わず、いきなり英語で技術文章を書くということも多くなってくると思われます。

ということで、英文ライティングについて思うがままに書いてみます。

英文ライティングの鉄則は、論理的でわかりやすい文章を書くことです。

ポイントは、「論理性」「明確性」「実務性」です。

「論理性」とは、英文テクニカルライティングに則った論理的な文を書くことです。

「明確性」はグローバルイングリッシュ(国際共通英語)の考えに従うことで、Globishとは別物です。

「実務性」は、制作現場での経験の蓄積です。

Globishとはby wikipedia

文章を書くための 3 つの基準を理解し、徹底する必要があります。

文を書くための 3 つの基準とは、

①視点(You、I、we、people、object など主語を何にするか)

②文の前後関係(コンテキスト)

③トーン(フォーマルな文章なのかカジュアルな文章なのかなど)に注意して、ライティングおよびチェックすることです。

特に注意が必要なのは「受動態」の扱い方。受動態はモノ中心の視点なので、文意を弱め、タスクを隠すことです。

主に開発者(視点を開発対象に置く)や役所の文書で用いられます。

もちろん受動態が効果的な場合もあります。

①責任をあいまいにしたい、言及すべきでないとき

②行為者がつかめない、重要でない、または一般的なとき

③結果(人やモノ)に注意を引き付けたい、強調したいとき

④モノの状態を示すとき

⑤プロセス、結果、法則に焦点が当たっているとき

⑥客観性に重点を置くとき(cf. 日本語の主語なし能動態)などです。

効果的なライティングルールを身につける文単位での効果的なライティングルールは、

①Eighth-grade(中学 2年生)のレベルに合わせる

②明確で簡潔な文で表現する

③できる限り肯定文で書く

④ You attitude(「あなたが~する」)で書く

⑤ 20 ~ 25 Words 以内を心がける(日本語では 40 ~ 45 文字以内)

⑥ 1 文 1 義を心がける(1 文 1 トピック)

⑦スラングや業界用語を避ける

⑧難解な用語や頭字語を使うときは、説明を加える

⑨差別のない言葉 inclusive language することです。

上記を実現するコツは、

①説明する順序に注意する

②if で始まる条件節は先に出す

③不定詞句と動名詞句を適切に使い分ける

④能動態と受動態を効果的に使い分ける

⑤否定文はできる限り肯定文に書き換える

⑥冗長な語句は、簡潔な表現に書き換える

⑦行為は、名詞ではなく動詞で表現する

⑧there is や there are は多用しない

⑨-ing 形は、意味があいまいにならないように注意する

⑩修飾関係を分かりやすくする

ことです。

パラグラフ(段落)単位での効果的なライティングルールは、

①Eighth-grade(中学2年生)のレベルに合わせる

②文章の目的を明確にする(適切なタイトルと本文)

③1 パラグラフは約 5 つ(4 ~ 8)の文で構成する(約 100words)

④1 パラグラフ 1 トピックを心がける

⑤文章/パラグラフの論理構成を考える

⑥各パラグラフの量的なバランスを考慮する

ことです。

上記を実現するコツは、

①文章の目的を明確にし、タイトルにも反映する

②タスク志向とトピック志向を使い分ける

③言いたいこと(トピック文)を最初に書く

④適切なサポート文でトピックを強化する

⑤パラグラフの展開パターンや順序を考える

⑥パラレリズム、キーワード、遷移語、モジュール化、箇条書きなどで適切な情報をチャンクする

⑦箇条書きを活用して、情報を分かりやすくすることです。

文章をわかりやすくする要素としては、

①論理的な流れがある文

②読者の期待を裏切らない文

③階層化された構造

④パラレリズムを考慮

⑤読みやすい、わかりやすい文

⑥階層構造も含めて、読者の頭の中に移植することであることです。

英文ライティングとともに、
翻訳しやすい日本語文の書き方、
機械翻訳しやすい日本語文の書き方を研究し、
ローカリゼーションを効率化できる文章にすることも大切だと言えますね。

以上です。

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